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明治から第二次大戦まで

安房国、上総国と下総国の一部が、現在の千葉県になった。1871年の廃藩置県によって、印旛県・木更津県・新治県が設置された。1873年6月15日、印旛県と木更津県の合併により千葉県が誕生、県庁が千葉町(千葉市街地)に開設された。1875年5月7日に新治県の茨城県編入に伴い、千葉県であった結城郡・猿島郡・岡田郡・豊田郡4郡と葛飾・相馬両郡の一部を茨城県に譲渡して、香取郡・匝瑳郡・海上郡を旧新治県から編入した。更に1899年4月1日に香取郡の利根川以北が茨城県に編入されている。これにより、現在の県域がほぼ確定した。

地下資源に恵まれなかったことから、近代にはいると、千葉県では近代工業が育たず、開発から大きく取り残された。醤油・みりんといった醸造業のみは近代に入っても発展を続け、1928年には戦前の労働争議でも最大規模の野田醤油労働争議が発生した。また、東京に近いことから、帝都防衛を名目に習志野をはじめ、千葉、市川、柏、松戸、佐倉、四街道、富津、館山のような多くの軍事的に重要な拠点が多く造られた。太平洋戦争末期、連合軍による本土上陸の可能性が一番高い場所として、日本軍と連合軍両者とも同じく九十九里浜を挙げており、日本軍は防衛隊を配備する計画を立てたが、その前に日本は降伏し本土での地上戦が行われる事は避けられた。  

第二次大戦後

第二次大戦後には、東京湾沿岸が埋め立てられ、京葉工業地域が誕生したことで、重化学工業が発展した。また、東京のベッドタウンとしても発展し、大規模なニュータウンが造成され、いわゆる「千葉都民」が急増した。県内の主なニュータウンとしては、海浜ニュータウン、成田ニュータウン、千葉ニュータウンなどがある。(千葉県のニュータウン一覧)

1978年には新東京国際空港(現在の成田国際空港)が開港し、1983年には東京ディズニーリゾートが開業して、周辺地域は大きな発展を遂げている。

農業

  • 東京都区部に近い場所として近郊農業が盛ん。産出額(2001年度)では、大根・葱・蕪・里薯が全国第一位。農業産出額(2002年)は全国第二位。
  • 南房総では、暖かい気候を利用した花の栽培が盛んで、花の産出額(2001年度)は全国第二位。
  • 特産品としては落花生が全国的に有名。
    千葉県の落花生栽培の先駆者として有名な金谷総蔵は、開墾したばかりの痩せた土地にも良く育つ作物を探していたところ、1878年、県令から落花生の栽培を勧められ、栽培を始める。その後干潟地方(匝瑳郡と海上郡にまたがる地域)に落花生の栽培が広がり瞬く間に山武郡、香取郡、印旛郡など北総一帯に広がり千葉県を代表する作物となった。金谷総蔵の死後、その功績が認められ1906年農商務大臣、1968年農林大臣より表彰される。また、旭市鎌数の伊勢大神宮に「落花生の碑」が建てられている。ちなみに千葉県で最初に落花生が栽培されたのは、1876年の牧野万右衛門が最初といわれている。
  • 梨の産地としても有名。生産出荷量(2002年)は全国一位。
    「二十世紀なし」は、1888年に松戸市のゴミ捨て場から発見された木が発祥とされている。
  • 日本の酪農発祥の地とされる。徳川吉宗により、1728年にインド産といわれる白牛(はくぎゅう)が輸入され、現在の南房総市(旧丸山町)で乳製品作りが始まったのが起源とされている。生乳生産量では全国第三位(2000年)。
 
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