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伊丹市(いたみし)は、兵庫県南東部に位置する市。大阪国際空港敷地の大半を擁する20万人都市で、大阪・神戸の衛星都市の一つとされる。

古くは摂津国の西摂とよばれた土地で、伊丹城(有岡城)の城下町として、また、一説に「清酒発祥の地」として知られる。気候は温暖で、冬には昆陽池などにカモなど多数の渡り鳥が飛来する。

市内には陸上自衛隊中部方面総監部および第3師団司令部があり、阪神・淡路大震災の折やJR福知山線脱線事故の折には、災害復興に出動した。

地理

兵庫県の南東に位置し、東に猪名川、西に武庫川が流れている。市域は全体に平坦で起伏のなだらかな地形であり、「伊丹台地」と呼ばれる。

 
JR西日本福知山線(愛称・JR宝塚線)と阪急伊丹線が南北に縦断している。大阪市からは約10kmと近い。

市の中央部を天神川、天王寺川が北から南へ流れている。 兵庫県では尼崎市に続き、2番目の過密人口都市。

大阪国際空港と伊丹市

伊丹市と切っても切り離せない存在が「伊丹空港」とも呼ばれる大阪国際空港である。 ジェット機の騒音が問題化した1973年には「大阪国際空港撤去都市」を宣言するまでになったが、 その後夜間の離着陸が制限されたことや低騒音のジェット機が開発されたことにより撤去論はトーンダウンしてゆく。

1994年に関西空港が開港し大阪空港の利用客が一時的に減少することで、 逆に空港の経済的効果を強く認識することとなった。さらに1995年の阪神・淡路大震災でも同空港はいち早く復旧し物資輸送にも威力を発揮したことから、 現在は「騒音はある程度容認し空港の持つ経済的効果を産業誘致などの街づくりに活かしていこう」という空港との共生論が主流となっている。

こういった空港との関係を端的に示すのが、伊丹市交通局の大阪空港へのバス路線である。 かつて「空港撤去都市」を標榜していた頃には空港輸送ではなく沿線住民のための路線として最低限の本数しか運転していなかったが、 共生論が主流になった現在は増発され、JR伊丹駅までの直行便を運転するまでになっている。

副首都構想

東京に大地震やテロなどが起こったことを備え、大阪府豊中市にまたがる伊丹空港を廃止し、 空港跡地に副首都をつくり、危機管理専門の省庁をおく構想である。関西には伊丹、関西、 神戸と3つの空港があるが、一つ少ない2港の方が飛行機の乗り入れや離着陸の回数が増えるため良いというのも理由の一つとされる。 この構想について2005年4月6日には危機管理都市推進議員連盟が結成され、 これには自由民主党の青木幹雄元官房長官や民主党の菅直人元代表らなどが名を連ねているが、 彼らは伊丹市とは何ら縁のない者であるため、地元にて賛成する者は少ない。
 
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