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岩見沢市(いわみざわし)は、北海道空知支庁南部の市、空知支庁所在地。

函館本線・室蘭本線を中心に石炭輸送の大動脈を支える都市として発展したが、管内の炭鉱閉山に伴い、現在は国道12号・国道234号・道央自動車道を軸に札幌市のベッドタウンの役割を備えたまちである。郊外商業施設の出店が著しく中心市街地の空洞化がみられ、周辺都市からの通過地点としての位置付けが色濃くなりつつある。

市名の由来

明治11年、開拓使が幌内炭山(三笠市)へ行く人々が途中で休憩できるよう、市内幾春別川沿いに休泊所を設置した(後に周辺各炭山や各開拓地を往復する人々の休泊所として活用される)ことから、「浴澤」(ゆあみさわ)と称するようになり、後に転訛し「岩見澤」(いわみざわ)になったことがはじまり。北海道の市町村としては珍しい和名由来の自治体名である。

歴史

1878年(明治11年)、開拓使が幌向太(現在の幌向地区)~幌内(三笠市)間の道路開削の際、官営休泊所を5か所設置、その1つが岩見沢・元町に設置された。

 
1882年(明治15年)11月13日には幌内鉄道が全線開通し幌向駅が開駅。1883年(明治16年)、狩野末治が休泊所を借り受けて宿にし、岩見沢最初の定住者となる。同年に公布された移住士族取扱規則により札幌県勧業派出所が設置され、山口県・鳥取県ほか10県からの士族集団移住により本格的に開拓の鍬が入れられた。

岩見澤駅を中心に次第に市街が形成され、1884年(明治17年)10月6日に岩見澤村が設置される。岩見澤~忠別太(旭川)間・岩見澤~夕張間の道路や、岩見澤~歌志内間、岩見澤~輪西(室蘭)間の鉄道が開通し、岩見澤駅も元町(夕張道路の起点、現在元町陸橋のあるところ)から現在地に移転、新市街地が形成されるとともに、陸上交通の要衝となる。

1897年(明治30年)10月には空知支庁が設置され、1900年(明治33年)7月、1級町村制による岩見澤村となり急速に伸展。1906年(明治39年)10月には町制を施行し、1908年(明治41年)には北海道では函館に次いで2番目に本格的な上水道が完成(上水道は三笠市にあった空知集治監周辺が北海道初)。

1943年(昭和18年)待望の市制を施行。1957年(昭和32年)多目的の桂沢ダム(三笠市)完成によって、上水道拡張事業・都市計画の実施も急速に進展。1961年(昭和36年)には岩見沢駅に、函館線、室蘭線、幌内線、万字線4本の鉄路をさばく東北以北最大の操車場が完成し、周辺の炭鉱の開発とともに交通の要衝として発展する。当時岩見沢駅には500名以上の職員がいたと言われる。

しかしながら炭鉱が相次ぐ閉山の時代を迎えた事により、1980年(昭和55年)操車場は廃止され、要衝としての繁栄も曲がり角を迎える。国道12号岩見沢バイパスの開通によって郊外まで開発が進んだ事もあり、商業施設の郊外出店による中心市街地空洞化が浮き彫りに。折しも岩見沢駅舎が2000年(平成12年)に漏電による火災で全焼した事もあり、現在、駅舎再建を柱とした中心市街地活性化事業が進められている。近年は地の利から札幌のベッドタウンとしての性格が強まる事により、空知地方における行政・産業経済・教育文化などの中核都市としての地位が揺らぎつつある微妙な立場にあり、求心力の再確立に努めている。その一環として2006年(平成18年)には北村、栗沢町との編入合併を果たした。

 
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